過去ログ - 「眠り姫 the sleeping be@uty」 -SS速報VIP

過去ログ - 「眠り姫 the sleeping be@uty」

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82: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:15:16.30 ID:EPorRZWH0

　響の眼前へと来た美希と、その一瞬の出来事に身を動かす事すらできなかった響が出来た事は、口を動かす事だけだ。

「に、匂い……？」
「うん。孤独で、でもどこか寂しがりやな……そんな匂い」

以下略

83: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:17:04.10 ID:EPorRZWH0

だがその一瞬早く、彼女が動いた。

　萩原雪歩が、真の肩を押して――その光は、雪歩の胸を貫いた。

以下略

84: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:18:28.06 ID:EPorRZWH0

　真とて、本当は分かっているのだ。

雪歩がもう、死んでいる事を。

以下略

85: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:21:13.75 ID:EPorRZWH0

息継ぎをしながら、千早は美希の鎌を、光を、全てを回避しながら、美希に風の力で攻撃を加えていた。

まるでカッターのように鋭い威力を持つその力を用いた攻撃が美希に当たる――そう思われた瞬間、美希の放つ力場がそれを遮り、消失させる。

以下略

86: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:23:21.90 ID:EPorRZWH0

水瀬伊織の攻撃は、全てが高槻やよいにヒットしていた。

やよいの戦闘衣装に繰り出される、突き・蹴り・そしてひじ打ちは、全てやよいの小さい体を吹き飛ばしていた。
　だが、その痛みを感じないのか否か、どんな攻撃を繰り出しても、彼女はまた立ち上がり、襲い掛かってくる。

以下略

87: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:24:14.13 ID:EPorRZWH0

「お願い」

　伊織は攻撃の手を緩めない。絶対に親友を救うと決めて、伊織は自らの拳に、稲妻を走らせ、そして――

以下略

88: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:24:49.43 ID:EPorRZWH0

やよいは言う。

「私は……皆がハッピーになれれば、アイドルなんて、いらない……そう、思ってるよ」

以下略

89: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:26:46.85 ID:EPorRZWH0

響の頭の中に、幾つもの映像が流れるようだった。

疫病で苦しむ人たち。

以下略

90: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:27:19.36 ID:EPorRZWH0

　厳しい口調だが、響にはその真意が分かっっていた。

「お前だけでも、無事に生きていてほしい」

以下略

91: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/11/17(月) 02:31:58.08 ID:EPorRZWH0

天海春香と星井美希の攻防は、如月千早の眼前で行われた。

だが千早は、その圧倒的な力量を見せられ、唖然とする他に、する事は何も出来なかった。

以下略

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