過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」
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159: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/11/24(月) 01:06:31.65 ID:cUipLIevO
最初から嵌められていたのか。

それとも、偶然の巡り合わせでこうなったのかはわからない。

何れにせよ、暗い部室に一人残された和には何もできない。


「……」


震える指が、写真を握り潰す。

胸の奥底から溢れ出る激情は、彼女を立ち上がらせる。


「……」


誰の手も借りず。

支えてくれる人は、奪われた。

嫉妬とも怒りとも区別のつかない感情に、和は突き動かされる。


「……」


ふらふらとした足取りが目指す先は愛しの彼の元。

その瞳が映すのも、たった一人だけ。

それだけを目指して、和は歩き出し――


「さようなら」


――故に、気が付くことができなかった。



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