過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」
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24: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/11/18(火) 20:30:55.18 ID:Y0397TQdO
目を閉じれば、二人の香りが鼻腔を擽る。

それすら意識しないようにすると、二人の鼓動が伝わってくる。

加えて、広いとは言えない布団の中に三人。

はみ出さないようにすれば身体を密着させる他無く――結果として互いに温め合うことで、段々と全身が火照ってくる。


「ふぅ……」


美穂子の頬を伝った汗が、京太郎の寝巻きに染み込む。

久の指先が、京太郎の寝巻きの間から滑り込む。


「姉さん……それ、以上は……!」

「いいのよ、しちゃっても」


制止の声を、姉は聞かない。

京太郎の肌を、久の指先が嬲るように這う。


「……京太郎」

「み、美穂子さん……!」


美穂子も、止まらない。

久に負けじと、その顔を鼻先が触れ合う程に近付ける。


「男の子の布団に入るんですもの……どういうことかは、わかっているわ」

「え?……あ」


微かに、唇に触れた感触。

その意味を、理解した頃には――京太郎の意識は、二人の色香に塗り潰されていた。


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