過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」
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50: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/11/19(水) 09:09:27.15 ID:7esanR/GO
「京太郎くん、シャンプー変えましたか?」

「え?」


買い出しで頼まれた物を受け渡している途中。

和が、不思議そうな顔をして京太郎に問いかけた。


「部ち……竹井先輩のものとも、違う匂いだったので」

「え、あ――そ、そう! 実は母さん
のと間違えちゃってさ!」

「……」


顎に指先を当てて、和は何かを考える素振りを見せる。

シャワーは十分に浴びて来たのだが、女性の勘のようなものが働いているのだろうか。


「すまん、遅れた」


言い訳を考えている途中に、まこが戸を開き、久がその後ろに続いて入室してきた。


「さ、始めましょっ♪」


京太郎と目が合うなり、イタズラっぽいウィンクを一つ。

周りの三年生は受験で忙しい時期だが、久は推薦により既に進路が確定している。

『インターハイに連れて行ってくれたお礼』として、彼女が後輩の指導に精を出す姿は珍しいものではない。

今のウィンクも、さして気に留める部員はいなかった。


「……」


――約一名を、除いて。


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