過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」
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537: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/12/01(月) 23:05:30.88 ID:qpZFYmjfO
瞬間、勢い良く開け放たれる体育倉庫の扉。

照明を背に受けて、その表情は伺えないが、そのシルエットから扉の向こうにいる生徒が由暉子だということは瞬時に理解した。


「あ、ユキ、こ、これはだな」

「この、泥棒猫」

「……は?」


慌てた京太郎が言い訳を探している内に、由暉子の口から出たのは思いがけない言葉。

憎しみの込められた口調に背筋が凍る。

頭も胸の中もグルグルしている内に、成香も毅然とした眼差しで由暉子を睨み返す。


「『コレ』はまだ、誰のものでもないから」

「屁理屈を……京太郎くんは、私の彼氏なんですよ?」

「それでも! それでも、私は――」


「え? 俺ってユキの彼氏だったの?」


「えっ」

「えっ?」

「え?」


場が、凍り付いた。


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