過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十六巻
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◆evD71lEwzE
[saga sage]
2014/12/15(月) 12:28:54.08 ID:m3TtC11Bo
デール「では、会談を始めましょうか。お相手は…パドーシヴァ侯爵。あなたですか?」
侯爵「御意」 デール「よろしくお願いします。他の方は外のロビーでお待ちください」
ゆかりん(王様はラインハット王室の衣装をまとってる。武器はなにもそうびしてない)
ヨシュア(ロビーからこの部屋を見る事はできないらしい。無論、聞き耳を立てても無礼だ)
ヨシュア(……会談の様子はわからないか) ゆかりん(大臣さんにまかせるしかない)
ゆかりん・ヨシュア・アンナ・ルーシー・フォーネ・ドミニク・大臣はいなくなった。
デール「昨日、光の教団のロベオティオス総裁に訪問されて教団との同盟を依頼されました」
デール「ボクにもかねてから考えがあり、会談の結果、教団との政教条約を調印したのです」
侯爵「ラインハットではグランバニア同様、光の教団の信仰を禁止しておりましたな」
デール「今もそうです。でも場合によっては認めることになるかもしれません」ギギッ
デールはガラスの窓をひらいた!
侯爵「既存の方針を変更した理由と、デール王のお考えをうかがいたい」クワッ
デール「…………………。ボクの兄上。ヘンリーとトンヌラさんは今、魔界にいますね」
侯爵「さらわれた先王妃マーサの救出は先王とトンヌラどの、ひいてはわが国の悲願ゆえ」
デール「光の教団の神は、魔界の大魔王ミルドラースと聞いています」
デール「兄たちの救出は成功すると思いますか?」
侯爵「! ………。魔界の情報はほぼ皆無です。憶測でしか言えぬが、救出が失敗すると?」
デール「現代人には未知の世界です。わかりません。でも魔界からの帰還に何年かかるのか」
デール「10年…。20年? 兄たちは二度と戻れないかもしれないし、死ぬかもしれません」
デール「そしてマーサ王妃が崩御されれば、大魔王ミルドラースは人間界に現れるでしょう」
デール「そうなれば世界情勢は光の教団に傾く。このことを人間界の元首は心するべきです」
侯爵「…………。ごもっともですな」
デール「すべて失敗するとしましょう。グランバニアはどうなりますか?」
侯爵「……勇者たるゆかりんどのが天空界とグランバニアを率いて、光の教団と戦うのか…」
デール「その考えだと、グランバニアもまたたくさんの命を奪う世界危機の一つになります」
侯爵「……では、トンヌラどのたちがすべて失敗する場合、ラインハットはどうされるのか」
デール「……………。すでに宣言したように戦争非協力の立場ですが……わかりませんね」
デール「中立国として情勢を監視するか…グランバニアか光の教団のどちらかと共闘するか」
侯爵「両国が争い合う可能性があるとおっしゃるのか」 デール「はい。ありえます」
デール「もちろんマーサ王妃が救出されればこんな心配をしなくてもいいんですが。ハハハ」
侯爵「………。救出に成功する場合、人間界における光の教団の動向はどうなるだろうか」
デール「……西にアルカパとレヌールという地方があります」 侯爵「存じております」
デール「そこで大教祖の宗派と総裁の新しい宗派が一緒になって新しい国をつくっています」
侯爵「!?」 デール「手出しはしないでくださいね。友好条約を破棄したくありません」
デール「大魔王が現れれば教団の国となり、大魔王が倒れれば教団は解体するそうですが…」
デール「名称を変えるだけなのか、別の社会制度に変わるのか、くわしくはわかりませんね」
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