過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十六巻
↓
1-
覧
板
20
93
:
1
◆evD71lEwzE
[saga sage]
2014/12/16(火) 20:08:44.16 ID:pcLuFigDo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
C月12日 午後12:48 ベラの消息不明から42時間経過
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ラインハット城 4階 デール陛下の部屋
デール「誰か、ボクに水を…」ウナダレ フォーネ「はっ!」トクトクトク…
フォーネはデールにガラスのコップをうやうやしく差し出した。
デール「ごくっごくっごくっ…。 はあ」コトッ
アンナ「………」カシズキ ルーシー(王様のお部屋に初めて入った…)ドキドキ
コンコン
*「陛下、グランバニアのお客様は展望台から転移されてお帰りになりました」
デール「ご苦労…。入るがよい」 *「はっ!失礼します!」ガチャリ
ドミニクがあらわれた!
デール「……緊張したけど、グランバニアの大臣が会談の相手でよかった」フルフル
アンナ・ルーシー「?」 デール「……ハハハ。ボクは勇者のファンなんだよ」
アンナ・ルーシー・フォーネ・ドミニク「!」
デール「勇者が相手だったら舞い上がっていたと思う。意志を貫けなかったかもしれない」
フォーネ(王様は私たち女性に厳しい印象しかなかったから、とても意外)
ルーシー(…ファンなら、本当は勇者と話したかったんじゃないのかな…)
デール「アンナ、君は頭がいいしボクの命令に忠実だ。大臣とは違って、独断で動かない」
デール「君には宣言の変更についておふれを出してもらう」 アンナ「はっ!」カシズキ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
我ラインハットに無断で宣戦布告と奴隷迫害を行使する国家との友好条約は破棄とする
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
デール「この一文の削除はグランバニアの意向を汲んだ結果だと、注釈も付けるんだ」
デール「そしてこのことは光の教団に連絡する。できるかぎり世界へ発信もしたいけど…」
デール「やれるか」ジッ アンナ「やり遂げてみせます」ミアゲル
デール「行くがよい」 アンナ「はっ!」スクッ
アンナはいなくなった。
デール「君らは、ラインハットという言葉の、意味と歴史を知っているか?」
ルーシー「…帽子を象徴とする王族のことです」
フォーネ「……人のつながり、だと存じます」
ドミニク「兵隊自体をさす意味もあります」
デール「うむ。では、国家とは何なのか? それらラインハットの国家とは何だ」
ルーシー(うっ) フォーネ(えっ、えっ) ドミニク「………強い兵隊…でしょうか」
デール「そう恐縮することはない。即答は難しいから…。ボク自身ずっと悩んでいたことだ」
デール「グランバニアの大臣は、グランバニアの国家とは人の営み、と答えたけど……」
《《……ヘンリー「オレやおまえのオフクロの考えだけに自分を任せるなよ」……》》
《《……ヘンリー「デール自身が考えていくんだ」……》》
デール(…………。……おそらく……。ラインハットの国家とは、ボクのことなんだ……)
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/674.76 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - DQ5「遺言状で勇者探せと言われた」第十六巻 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1416309879/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice