過去ログ - 【咲安価】京太郎「これがZOIDS…」竜華「前スレで一切出番無かったなぁ…」12機目
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449:1 ◆g6V0jYwopc[saga]
2014/11/25(火) 00:51:35.76 ID:D83zuMGqo
ネリー「かはっ……いっ……っ」


タラー


盛大に転倒した際に強く頭を打ったせいか自身の頭部から床に、ポタポタと赤い液体が滴り落ちるの。



ネリー「……村の皆と…ママは…逃げ切れたかな……」


衝撃でメインカメラが破損したのか、ノイズの走るモニターから空を見る。

だが太陽の位置は自身が交戦を開始した時からさほど動いておらず、恐らくまだ気を失った恒子を抱きかかえた健夜は村に着いてすら居ないだろう。


それを認識してしまった事で、ネリーに底知れぬ絶望、そして村を護るという使命感や戦意に誤魔化されていた死の恐怖が一気に襲い掛かってくる。


ネリー「アハハッ……ネリーが命をかけても……これだけの時間しか稼げなかったんだぁ…」ポロポロ


昨日、母と抱き合った時とは真逆の感情の涙が瞳からこぼれ落ちる。


ネリー「運命を変えるなんて啖呵を切ったのに……こんなザマなんて…ふふっ……馬鹿みたい……」


自虐的に笑っているとデススティンガーが舌なめずりをするように、一歩、また一歩こちらに進んでくる。
手こずらせてくれた獲物が仕留めれる喜び故か、ゆっくり、ゆっくりと。


ネリー「……そういえば京太郎の姿がしばらく……見えない……ね」

ネリー「……あたりまえ……だよね…ぐすっ……敵対して……京太郎の仲間に酷いことをしてきたネリーの事なんか構ってられないよね……」


実際ゾイドを持たない京太郎が居ても、何も出来ない上に、母を助けてくれたという事だけでも凄く有難い事だと頭ではわかっていた。

だがわかってはいても大粒の涙が止まらない。


ネリー「京太郎が……無事に逃げ切れたことを喜ばないと……喜ばないとダメ…ひぐっ……なのにぃ……ぐすっ……」




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