過去ログ - 摩耶「あたしが手にする『自由』」提督「俺が与える『自由』」
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40: ◆vkHTV4M25U[sage saga]
2014/11/28(金) 02:51:57.36 ID:RC/B8Y9c0
提督「さて、後もう一つ聞きたいことがあるんだ。今日、うちの第一艦隊に入って出撃したが……どうだった? ついていけるか?」

鈴谷「うーん、皆レベルが高いよね。私はまだ艦娘になって一年だけど、みんな私より遥かに戦い慣れている感じがする。今日もついて行くのが正直やっとだった」

提督「吹雪はキャリア三ヶ月で君より後輩だが、他の皆は君より先輩だな」

鈴谷「へえ、あの駆逐艦の子やるねえ。三ヶ月とは思えないほどの動きだったよ。負けてらんないや」

提督「あの子は我が艦隊一の努力家だからな。日頃から研鑽を怠らないようにしないと、すぐ抜かれるぞ」

鈴谷「こ、心しておきます」

提督「さて、他の連中についてはどう思った?」

鈴谷「比叡さんは凄い火力の攻撃を着実に敵へと叩きこんでたし、瑞鳳さんは扱う艦載機の数が少ない分、操作能力はすば抜けていたよね。蒼龍さんは常に落ち着いて状況分析していて、艦載機も瑞鳳さんほどじゃないけど扱いに熟知していた。この三人は明らかに戦い慣れしてるよね。決して甘くない修羅場を幾度とくぐってきたんだろうなーというのがわかるよ。でも、その三人以上に飛び抜けた人が一人いた」

提督「摩耶……か」

鈴谷「うん、摩耶さん。あの人ってさ、何者なの? ちょっち普通じゃないよ、あれ。対空砲火が上手いなんてもんじゃなく、神業の域に達しているよね。普通対空砲火ってさ、数うちゃ当たるが基本じゃん? で、何機か堕ちればいいかなーって程度なのに、あの人一発一発を正確に当てて落としてた。しかも、十数機ある敵機を全部……」

提督「旧式の艦が使われていた前時代の戦争においても、対空砲はあくまで脅しであり、せいぜい艦に近づけさせないようにする効果しかなかった。艦娘と深海棲艦との戦いとなった今の戦争においても、その意味合いは大して変わったものではないだろう。だからこそ、摩耶のやつが普通ではないと思えるのは間違いではない」

鈴谷「だよね。私も『学校』でそう教わったよ。あれ、訓練してどうにかなるレベル超えてると思う。艦載機がどう避けるか完璧に予測しないとあんな真似できないだろうし……。出来ると思う? そんな馬鹿げた真似」

提督「できんな。だが、摩耶はできている。しかも敵空母が多い編成でもない限り電探も使うことがないからな」

鈴谷「え!? 嘘でしょ!? ということはさっきの戦闘でも電探の補助を使ってなかったの!?」

提督「だろうな。本人曰く『あんなもん(電探)、駄菓子についてくるオマケみたいなもんだ』らしい。艦載機の飛行音、天候、そのときの戦場の様子、仲間の編成、敵艦載機の機種、その他の要因から敵艦載機の数からどんな編隊行動をとってくるかまで読みとれる、そうだ」苦笑い


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