過去ログ - 勇者の娘「お父様の仇を討ちます」
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11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/21(金) 22:08:30.93 ID:kJl2AN3m0
翌日の朝食会。他の幹部方が食卓を囲む中、私も暗黒騎士と共に席についた。

翼人「2人共、並ぶと見栄えはいいじゃないか」

暗黒騎士「どうも」

朝食会と聞き、それ相応に身なりを整えてきた。こういう場でみすぼらしい格好で来れば、ますます馬鹿にされるだけ。
常に好奇の視線が寄せられていると意識しながらも、私は食事を進めていた。

猫男爵「私には人型の美的感覚はわからんな」

呪術師「愛玩するにはなかなかの逸材ってとこだ、ヒヒヒ」

悪魔「フン、だが態度がふてぶてしくて可愛げがないな」

皆好き勝手に物を言う。好きにすればいい、私はここでは弱い立場だ。何を言われても仕方ない。
だけれども。

悪魔「本当にこんな小娘で良かったのか、暗黒騎士」

暗黒騎士「あぁ、後悔はしていない」

猫男爵「どういう所が気に入ったのだ?」

暗黒騎士「言葉では説明できんな」

冷やかし混じりに質問されているというのに、暗黒騎士は談笑するように愛想よく答える。
いちいちカッとなるよりは余裕があるけども、ただの八方美人にも見える。

勇者(これで、本心では魔王や幹部達を殺そうと考えているというのだから…)


私は、昨夜のことを思い出していた。


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