過去ログ - 勇者の娘「お父様の仇を討ちます」
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144: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/12/03(水) 17:03:38.69 ID:VzcDf6bM0
王子「来賓の方々お待ちですよ。ささ、早く出て出て」

令嬢「ううぅ〜…恥ずかしい、こんな格好で人前に出るなんて」

暗黒騎士「お、お俺だってなぁ〜…」

魔姫「いいから出なさい」


魔姫さんに押されるように人前に出る。
そこには身分は関係なく、私達を祝福してくれる人達の笑顔が溢れていた。


「結婚おめでとうございます勇者様!」「勇者様お綺麗ですよ!」「勇者様万歳!」


2人ともこういう場は苦手だったが、周囲からの強い圧力により、こうして式を挙げることとなった。
恥ずかしさのあまり顔が熱い。心を強固に武装するしか…駄目だ、祝いの場でそれは。

神父の言葉通りに指輪交換。ガッチガチでちゃんとできているか不安。
落ち着いて、落ち着いて。よし、大丈夫――

神父「それでは誓いのキスを――」



これがあった―――――!!



暗黒騎士「…目瞑れ」

令嬢「え、あ―――」




―――――



歓声が上がる。拍手が送られる。私の熱は最高潮。

暗黒騎士「…今のが永遠の誓いだ」

発熱しそうな顔で暗黒騎士が言った。あぁ、多分気持ちは私と一緒。

令嬢「―――はい」



祝福の中、私達は本当の夫婦になった。
永遠を誓ったその日、これからの幸せを一緒に守っていこうと心に決めた。


fin


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