過去ログ - 勇者の娘「お父様の仇を討ちます」
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24: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/11/22(土) 19:54:16.91 ID:lSunmYm30
令嬢「武器を下さい」

暗黒騎士「…は?」

城内を一通り回った後、自室でくつろいでいた暗黒騎士に声をかけた。

令嬢「武器が無ければ戦えません。あと他の幹部達の行動パターンも教えて下されば、不意打ちでやりますよ」

暗黒騎士「待て。…少し積極的すぎないか」

暗黒騎士は呆れたように言った。

暗黒騎士「幹部を倒せばその分魔王の警戒心が強まる。だから最初に倒すのは幹部でなく、魔王だ」

令嬢「やるなら人間への被害が少ない内がいいです。彼らの足止めに、貴方は頼りないですしね」

暗黒騎士「耳が痛い」

令嬢「とにかく私に魔王を討つ協力をしろと言うなら、貴方にも何かしらの協力をして頂きたいのですが」

暗黒騎士「…わかった。とりあえず城を案内する」

令嬢「さっき回ったばかりですが」

暗黒騎士「幹部達の行動パターンを説明しながらだ。奴らの目をくぐらなければ魔王は討てないからな」

令嬢「わかりました」

私達は部屋を出ることにした。

暗黒騎士「猫男爵は朝食後中庭で紅茶を飲んでいることが多いな…呪術師は大抵あの部屋にこもっている」

魔物「お、暗黒騎士と勇者の娘だぜ。新婚ホヤホヤで仲のよろしいことで」

令嬢「…」

今までで1番不快な野次だった。暗黒騎士の横に並んで歩いているが、この状態は居心地悪い。私が彼を見る目は自然に険しくなっていた。

暗黒騎士「…どうした?」

令嬢「…いえ、別に」

じっくり見ても、顔以外魅力が見つからなかった。


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