過去ログ - 提督「人ではないことに変わりはない」
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107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/01(月) 21:36:22.79 ID:jVQLw1dcO


「あ、そうだ。帰投した加賀さん以外の出撃組の報告書上がってきてたわよぉ〜」

「しゃーねーな、じゃ龍田任せた」

「は、はぁ?ちょーっとそれはおかしいんじゃない?」

「俺はそういえば北の拠点に用があるんだった。愛宕を貸してやるからなんとかしてくれ」

「あらあら、龍田ざーんねんっ。でも提督ぅ、まさかわたしもやれなんて言いませんよね?
ちょっと耳が最近悪くなってきて」

「そう言ったんだが。歳か?
……ま、確かに俺のものではないから貸せはしないな。
よし、改めて頼む」

「いえ、わたしは提督のものですけど」

「お、おう……ま、あとは那智とかも使っていいからな。
俺は加賀連れて行くからよろしく」

「ちょ、加賀さん連れてかれたら私たちが楽できないじゃない」

「いやー、優秀な部下を持って幸せだなー、はっはっは」


以上は、今朝の出来事のことである。

食堂で勝利定食と格闘しながらの全面的な執務の押し付け。

龍田と愛宕には悪いが、加賀の情報からすれば北の拠点の様子を探っておくに越したことはない。

北拠点の大佐とは会ったことがないではないがあまり立ち入った話はしたことがない。

なぜなら彼は着任して一年に満たない新人なのである。

そうであるので大将がくみし易いと考えてもおかしくはない。

たとえ、部下に長く退屈な執務を代行させたとしても、行かねばならないのである。

断じて目を通してサインを書くだけの作業が嫌だったのではない。




ちなみにこのとき加賀というと、彼のベッドでいまだに夢の中だったはずである。

「……ふふ…………ぁぁ……」



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