過去ログ - 提督「人ではないことに変わりはない」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/21(金) 21:52:01.98 ID:Dw2dHyhzO

「……ごめんなさい」

俯き唇を血が出る程噛み締めた加賀が囁くように絞り出す。

それに対して龍田は、いいえ、と首を振っただけで執務室を後にした。

「…………」

「…………」

気付けば夕刻に差し掛かりかけた外の明かりを反映して窓からは夕日が差し込んでいた。

橙色に浮かび上がった部屋に二人。

普段は居心地のすこぶるいい沈黙はこの時この場所に限っては尻の座りが悪い空間でしかなかった。

「……どうした、何かまずいことでも?」

加速度的に顔色が悪くなる加賀を直視していられなくなり、
疑問を呈しながら明後日の方向に視線を逃がす。



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