過去ログ - 提督「人ではないことに変わりはない」
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/23(日) 23:56:51.70 ID:C9YXUWKEO

「ま、今はどうしようもねぇな。
ほら、さっさと部屋に戻って食堂でも行って来い」

現状どれほど正確な推測を立てたとしてもあまり意味はないのだ。

何故なら軍部、引いては国家中枢に食い込んだ大将をどうにかする権力を彼は持ち合わせていない。

何よりいくら嫌っているとはいえ今の時自国が叔父程の傑物を失うのがどれ程痛手であるかは十分に理解していた。

ならば、今は加賀たちの無事を喜ぼう。

「…………」

「どうした。まさか、まだ抱きしめ足りないとでも?」

「…………」

解散と議論の終わりを告げた彼回した腕を引き抜こうとしたが、
変わらず加賀の腕は彼を捕まえたままであった。

彼はわざと戯けてみせたのだが、彼女は一向に離れようとはしない。

そればかりかむしろ服を掴む力が強くなったような感覚さえする。



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