過去ログ - 雪風「第二次キス島撤退作戦」 -SS速報VIP

過去ログ - 雪風「第二次キス島撤退作戦」

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2: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:40:46.75 ID:cqGmMtiWo
プロローグ

3: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:41:37.23 ID:cqGmMtiWo

舞鶴における「対深海棲艦用人型兵器」、通称「艦娘」に関する軍事基地は大きく四つに分けられている。
理由は伏せられているが、その任務の特性ごとに最適な人材を育成するため、というのが現在最も信ぴょう性の高い噂だった。

以下略

4: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:42:26.93 ID:cqGmMtiWo

雪風「はい、私達はこれより駆逐艦隊を組織し、キス島における撤退作戦を行うのでしたよね」

傍らにいた少女、雪風が補足する。

以下略

5: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:43:20.98 ID:cqGmMtiWo

大佐「ええそうです。……雪風特別准将殿」

雪風「准将殿はやめてください大佐」

以下略

6: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:44:11.51 ID:cqGmMtiWo

大佐（それにしたところでな。……まったく成長しないということはないのだから、技術畑の人間は信用ならん）

どのような調整が施されているのか大佐には知る由もないが、
中等教育機関に通っていてもおかしくないくらいの見た目はかろうじて維持しているらしい。

以下略

7: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:44:40.65 ID:cqGmMtiWo

雪風と出会ってから三年。
雪風のように初期からいる艦にとって、……いや、雪風に限った話ではない。
大佐のような人間にとっても、三年という月日はあまりにも大きい。
本人たちの適性も手伝ってか、一人の少女を軍人に仕立て上げ、若手士官を熟練させるには十分だった。

以下略

8: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:45:06.31 ID:cqGmMtiWo

大佐「そうは言いますが、准将殿。あなたは提督麾下の秘書艦であり、歴戦の武勲艦であらせられる」

自然、大佐の口調も形式張ったものになる。

以下略

9: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:45:41.01 ID:cqGmMtiWo

雪風「今しばらくはあなたの部下であり、あなたの艦でありますよ、『艦長』。
司令はあなたのことを大変高く買っておられます。もちろん私も、あなたのことは信頼していますから」

10: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:46:13.59 ID:cqGmMtiWo

――もう、考えるまでもなかった。

頼み込み、半ば押し付けるように提督の元へ預けたこの少女は、また、大佐の元へと戻ってきてしまった。
彼女のたっての希望だから、と提督は笑っていたが、大佐にしてみればもうこれ以上この少女を壊したくはなかった。

以下略

11: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:47:05.04 ID:cqGmMtiWo

雪風「大佐」

大佐「……わかっています。お国のため、ひいては陛下のため、……と、つきましたよ雪風殿。第二艦隊基地です」

以下略

12: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/11/21(金) 02:47:40.32 ID:cqGmMtiWo
第一章

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