過去ログ - 高野ハジメ「その舌の裏側で」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/21(金) 19:25:27.46 ID:+dbayzMa0


準決勝が終わった時点で、いける、という確信があった。
指の動きは最高にキレているし、読み上げ係のおっさんの声もばっちり聞こえている。
テンションはいい具合に高まっていて、しかもアガってるわけじゃない。
これなら、今なら、どんなやつが相手だとしても負ける気がしない。優勝はいただきだ。



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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/21(金) 19:26:10.26 ID:+dbayzMa0


「いいからそのままつづけたまえ」


以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/21(金) 19:27:03.01 ID:+dbayzMa0


隣のやつがなにか思いがけないことを始めたらしいことは
会場の空気が変わったことで気づいていた。
だけど一瞬だってそっちを見るような余裕はない。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/21(金) 19:27:32.70 ID:+dbayzMa0


……よし、できた!
相変わらず最高にキレてる、これはいける!

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/21(金) 19:28:01.54 ID:+dbayzMa0


なんだ、こいつ。

どうして手を椅子の横にたらしてるんだ。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/21(金) 19:28:42.36 ID:+dbayzMa0


隣のやつのつきそいだとかいう、眼鏡をかけた先生っぽい女の人がなにかしゃべっている。

隣のやつは生まれたときから腕にショーガイがあったんだそうだ。
以下略



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