7: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/11/21(金) 21:53:34.70 ID:kVCj7/h70
004
「阿良々木君が大学生だなんて世も末ね」
高校生の時分に起きたトラブルの数々もそれなりに無事に終焉を迎え、待ちに待ったキャンパスライフがやって来た。
ひたぎは精一杯の皮肉と共に僕を祝福してくれた。
「では、早速デートをしましょう」
今日から授業があると言うのに、ひたぎは相変わらずのマイペースを保っていた。
お前はいいのかも知れないけれど、僕は高校で落ちこぼれたから大学で二の足を踏むことはしたくないんだけれど。
「大学生は人生において最もロッケンロールな時期なのよ。暦は知らなかったのかしら」
成る程、それは確かに、そうかも知れない。
就職したが最後、気楽に遊べる日常はもう戻っては来ない。
ならば、最初の一日くらいは、いいか。
その初日の甘さが単位の不足に繋がり(無論、ひたぎはそんなことはなかった)、教授に土下座攻撃をすることになるのは、また別の話。
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