過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 3】
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800: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2014/11/28(金) 04:07:02.79 ID:yAau/qjW0

碧石「緑野には、手を出させんぞ」

 植物で包帯のように使ってこぼれた臓器を戻して締め上げ、碧石がグラビアスの背後に飛びつく。

グラビアス「死に損ないめ――」

緑野「碧石さん!」

碧石「どうせ死ぬ身だ、ならばともに逝こう」

 碧石とグラビアスが無数のツタや木の根でぐるぐる巻きにされていく。

グラビアス「この程度が破れないと思っているなら早計だ」

碧石「星に生まれ、星に生かされてきたんだ…」

緑野「碧石さん、いけません! それをしたら、碧石さんまで…!」

 木の根が巻きついた分だけ、地面も掘られて徐々に地中へと2人は引きずり込まれていく。

グラビアス「相討ち覚悟というわけか」

碧石「俺達も星の中へ還って終わらそう――」

 とうとう、顔まで植物が覆い込み、地中へ猛烈な勢いで引きずり込まれた。

御手洗「お、おい! 柳ちゃん、こりゃ一体何だ、どういうことなんだ!?」

緑野「本当は対象者だけを完全に拘束して、地中に埋めるんです」

緑野「けどグラビアス=ラークレインは植物じゃ止めきれないから、碧石さんまで…!」

御手洗「!」

緑野「止めないと…枢木課長だって、生きろと命じたんです、だから碧石さんも今引きずり出して――!」ガシッ

緑野「御手洗さ――」

御手洗「柳ちゃん、碧石の想いを汲んでやりな、この穴を塞がねえと完璧じゃないんだろう?」

緑野「し、しかし…あの人は、碧石さんは…!」

御手洗「男の覚悟に水を差すのは無粋だぜ」

 目の縁に溜まっていた涙を拭い、緑野は祈るように手を組んだ。
 堅い木の根がその穴を塞いでいく。もう誰も出て来られないように、隙間もなく、キツく、固く、木の根が折り重なる。

御手洗「好いてたのか、蒼石を…」

緑野「…碧石さんは…わたしの、憧れでした――」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 グラビアス「想い人が犬死にか、さぞや悲しかろう?」
 奇数 グラビアス「ブリューナク――」
 ※0は偶数扱いです




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