過去ログ - 二宮飛鳥「例えば包帯巻いてみたりとかさ」モバP「痛い痛い」
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/22(土) 02:13:36.62 ID:6Jm9dO+W0
その1【包帯巻いてみたりとか】

 ボクはアスカ、二宮飛鳥。中学二年生、職業はアイドル、人気はそこそこ、お茶は苦手。

 先ほどから机に向かって、文字通りデスクワークに励んでいる20代男性はプロデューサー、通称P(ボクがそう呼んでいる)。

 その隣で電話対応に追われている緑色の女性が千川ちひろさん、通称緑の悪魔(Pがそう呼んでいた)、またの名を素敵な事務員さんだ。

 おっと、前提の提示が遅れてしまったね、ここは事務所で、時刻は午後三時を回ったところだ。


「暇――だね」

 ちょっと我儘な言葉を吐いてみた。

「ああ、暇だな」

 PCを挟んだ向こうから声、Pのものだ。

「いやいや、キミは仕事中なんじゃないのかい?」

「時計見てみろ、三時だ三時、おやつタイムだよ、仕事きゅーけーい」

 そういって、事務椅子を勢いよく引いて立ち上がると、てけてけと歩いてボクの前に座った。

 小さなテーブルを挟んでソファで対面、ボクの呆れ顔とちひろさんの非難の顔なんてお構いなしだ。

「お、ポテチじゃん。貰っても?」

「……いいけど、ちひろさん電話対応しながら睨んでいるよ? ボクは知らないからね」

「大丈夫だって、この時間は電話対応に追われる時間帯だし、今の相手はいろいろ厄介そうな人だしね」

 それはつまり、大丈夫じゃないよね? だって時間切れが来たら怒られちゃうってことじゃないか。
 
 口に出す前にPは一つまみで器用に三枚のポテトチップスをつまんで口に放り込んでいた。

「ん、唐揚げ味とは珍しい」

 にんまりと笑うP。もう何も言うまい。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
17Res/11.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice