過去ログ - 【咲-Saki-】小蒔「分家のくせに出しゃばらないでください」
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20: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2014/11/22(土) 20:35:44.91 ID:NWDyLHQn0

巴「霞さん…」

霞「ふえ?」


尊敬や憧れといった感情が、恋慕の情に変わったのはいつからだったか。

おそらく、ずっと前からそうだったのだろう。
あるいは、最初からだったのかもしれない。

石戸霞に対する自分の想いを何度振り返っても、その変わり目を見つけることは出来なかった。

今日、この日に至っても、想いに何も変わりはなかった。
ただ、気付いてしまっただけ。

きっかけは、先日の縁談の件。
それ自体は破談になったものの、破談になったことを必要以上に喜んでいる自分に気付いた。
その理由を自問した時、自分の石戸霞に対する感情に、気付いた。

気付かなければ、今まで通りの関係でいられた。
気付かなければ、今まで以上を望むこともなかった。

けれど、気付いてしまった今では、想いを抑え込むことは出来なかった。


私は、石戸霞の唇に自分の唇を重ねた。


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