過去ログ - 御坂「――――私は私、よね」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/24(月) 00:03:05.32 ID:nmlBgYLE0
『3802910023』

エレベーターは停止し、ガーッ……と扉が開く。
目の前には汚れと錆の目立つ廊下が伸びていた。
御坂が廊下を歩き出すと、壁に落書きのようなものを見つけた。

『She was made to leave the』

書き殴ったような文字だった。

「……何だってのよ、もう……」

御坂が文字から目を離し、歩を進める。
右に曲がる曲がり角の辺りまで来たところで、またもあのラジオの声が聞こえてきた。
流れる自分の声。

『娘はいつも通りに起きて、いつも通りに挨拶したのよ。そしていつも通りに一日を送った』

廊下にドアは一つだけ。奥にはエレベーターがあった。
そのドアへと歩いていると、壁に掛かっている一枚の絵が目に入った。

『青い林檎だからってそれを青いと言っては駄目。赤いかもしれないし、蜜柑かもしれない』

その絵には、見知ったものが描かれていた。

「みんなと――――私」


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