過去ログ - 【艦娘による不審船への対応案件】長良「停船セヨ」五十鈴「立チ入リ検査ヲ実施スル」
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14: ◆T7uO1oLoAM[age]
2014/11/23(日) 21:40:49.06 ID:084IZWFd0

 何もできない悔しさに、船長は奥歯を噛んだ。
 だが漁船は領海線から僅かのところまで迫っている。このままでは領海を侵犯されるのは必至だった。
 船長としては、それだけは絶対に避けたかった。ただでさえ海保の存在意義は、深海棲艦の存在によって揺らいでいるのだ。
 ここでみすみす領海を侵犯されるような大失態を起こせば、海保の信頼は失墜してしまう。
 海自が間に合いそうにないなら、独断で突撃するしかない―――…そう船長が考えた時だった。

「船長!レーダーに反応あり、海自の艦艇です!」

 レーダーを睨んでいた船員が叫んだ。
 船長はすぐさま双眼鏡で確認する。暗がりでその姿は良く見えない。だが小さな人型のシルエットを目にした時、船長の胸が躍った。

「……艦娘だ!艦娘が来てくれたぞ!」

 その言葉に室内が歓声に湧いた。
 船長はすぐさま通信を繋ぐべく、無線を手に取った。



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