過去ログ - 【安価・コンマ】我らコンマ0が出ると死ぬ一族!
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533: ◆uRiyMcrzzA[saga]
2014/12/14(日) 11:31:38.86 ID:yL4f1rCAO
オダ(弟)「……」

白らがちょうど小屋を出た頃、その数キロ先の森の中でそれを追うように2つの影が動き出した。

オダ(弟)「やぁっと動き出したか」

1人はオダ。
ヤマーダの指令を受けて白の会話の傍受をしている。
彼の能力(『並外れた聴覚』)であれば、距離や壁など問題ではない。
数キロ離れているとなれば、異能者特有の察知の範囲外で何かと都合も良い。
全ての会話が筒抜け状態だ。

オダ(弟)「……何見てんだよ。ああ、痒いだけだよ」

オダは前回の戦闘で首に撃たれた麻酔銃の針の痕を触った。
兄が死んでからというもの何もかもがうまくいかない。
能力の相性の良かった兄と共に戦場に赴くのが日常だった彼だが、兄が死んでからは戦闘に向かない能力との理由で、実働部隊からは外され諜報部へ異動させられているのだ。

管理局の花形である実働部隊から外されたオダは、この任務にも不満を持っていた。

オダ(弟)(『白の行動把握と、刺客の送り出し』ね……。つまんねーけど、あのロリコンに逆らって得することなんてないわな)

だが、逆らう気も起きない。
ヤマーダの能力が危険なことは承知している。
粛清されて潰れたアルミ缶のような姿になった者を何人か見てきている彼なりの判断だった。
強い力を持つ者には誰にも逆らえない。

オダ(弟)「おい、もう行っていいぞ。俺は帰る」

↓1【刺客】
※テンプレは>>208参照


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