10:1[saga]
2014/11/23(日) 22:30:19.69 ID:rlRo/uli0
気付けば、冷えた床と接した背中や腰は感覚を殺し、唇も震えていた。
筋肉を震わせ、熱を発生させ、主を生かそうとしている。
医学では、これを戦慄と呼ぶらしい。
「…………うん、もう少しだけ。 がんばってみるの」
大袈裟にうんしょ、と立ち上がり伸びをする。
背後から「ババくさい」の声。 背中や腰についた砂埃を払い笑う。
「私はもう天辺だから、そこまで聞こえるくらい頑張んなさいよね」
「天辺って……、もうでこちゃん。 さっきとムジュンしてるの」
「解ってるくせに」
「うん」
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