4:1[saga]
2014/11/23(日) 22:24:20.09 ID:rlRo/uli0
体が冷たくなるほど、肉体が睡眠を欲していく。
頭や瞳の疲労とは異なった重みを瞼に感じ、開く気力も沸きやしない。
「なにしょぼくれてんのよ」
頭上、つまり後ろから甲高い声がする。
「でこちゃん」
口調、声だけで誰か解る。 瞳を開ける必要も無い。
「アンタにしては珍しいじゃない、仕事で失敗なんて」
瞼の裏で、対象だけ浮き出てくるホログラフのようなイメージに合わせて動く彼女は、
実物と一切変わらない身振り手振りで、自分の記憶力に感心する。
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