過去ログ - あんじゅ「にこさんと素敵なディスティニー」にこ「にこにこ!?」
1- 20
29: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/11/25(火) 03:15:30.71 ID:DARLv/NL0
「あ、あ、あ……あんじゅちゃん」

俯き小さな声のにこの頬を両手で包むと、強制的に上を向かせた。

身長差の都合で上目遣いの形になり、泣いたばかりでまだ潤んだ赤い瞳はあんじゅの心に響いた。

ドキッと高鳴る初めての感覚に、二呼吸分息をするのを忘れていた。

戸惑いながらも、それを誤魔化すように要求する。

「さぁ、もう一度私の名前を呼んでみて」

「にこぉ……あんじゅ、ちゃん」

「もう一度」

「あんじゅちゃん」

「大変良くできました」

あんじゅの花咲くような笑顔ににこの小さな胸が激しく鼓動する。

画面越しに見てきた数々のアイドルやスクールアイドル達。

それぞれに生まれた胸の鼓動よりも一番激しい鼓動。

もしも、二人がある経験をしたことがあったのなら、気付いたかもしれない。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
240Res/186.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice