過去ログ - あんじゅ「にこさんと素敵なディスティニー」にこ「にこにこ!?」
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33: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/11/25(火) 03:18:19.05 ID:DARLv/NL0
――音ノ木坂学院 廊下

「にこっち」

「希。何か用?」

「最近なんか機嫌いいみたいだから、何かあったのかなって気になってね」

「何よそれ、まるで今までにこが不機嫌だったみたいに聞こえるじゃないの」

心にゆとりがある証拠でもある、気兼ねない笑顔。

今までのにこであれば、これくらい些細な言葉でさえ勘繰って怒りを露わにすることもあった。

それくらい音ノ木坂で生まれた初めてのスクールアイドルの結末が重く影響していた。

「機嫌が良いのはメンバーの候補が見つかったとか?」

「違うわよ。それに、にこはもうスクールアイドルはいいかなって思ってるの」

「え、何でなん? にこっちの夢は本物のアイドルになることやないの?」

「勿論その夢を諦めた訳じゃない。でも、本物が持つカリスマってどれくらいか知ってる?」

「傍に居るだけで胸を締め付けられるくらい緊張するのに、ずっと一緒に居たいと思えるくらい魅力的」

「残念ながらにこにそんなカリスマはない。あったら今も尚ライブをやっていられるもの」

「それって完全に諦めてるのと同じことじゃない」

「……諦めてはいない。でも、現実を見た」


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