過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:00:56.65 ID:tgtZELLQO
がしゃんと派手な音を立てて、座っていたパイプ椅子が倒れた。
 俺が殆ど蹴倒すようにして立ち上がったからだ。
 そのまま反射的に跳びすさる。勢い余って二歩三歩とたたらを踏むように下がると、すぐに大して広くもない部室の黒板が背中に当たった。
 こいつ、今俺に何しやがった!

 「な…、…」

 何するんだ、と叫ぼうと思ったが、あまりの想定外の事態に上手く言語化することが出来ず、俺は生け簀の中の鯉宜しく言いあぐねた口をぱくぱくと開け閉めした。そんな俺を古泉は珍しい見世物か何かを見物しているような表情で面白げに見つめている。

 「何しやがる!!」

 やっと喉から出た怒号を忌ま忌ましい微笑に浴びせる。
 小首を傾げながら古泉が肩をすくめた。

 「何って、キスですが。ご存知ないですか?」
 「そんな訳ねえだろ!」

 つーか、論点をずらすな。
 今この場合の何しやがるは何故俺にキスしたのかその理由を聞いたのであって、唇と唇を触れ合わせるという行為の名称を問うた訳ではない。むしろそんなとこはこの際どうでもいい。とりあえず一発殴っていいよな?
 古泉お得意の冗談で許される域をとっくに逸した行動に、さすがにSOS団内穏健派代表を自負する俺でも青筋を立てずには居られない。

 「悪趣味なジョークも大概にしないと…おい、寄るなそこから動くな!」


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