過去ログ - "I just simply want to help you," he said.
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33: ◆2Vbu1jfJjcpd[saga]
2014/11/29(土) 19:04:52.07 ID:fv/NRZKT0


   *


黒いタクシー(オースチン・FX4)が通りの脇道に停車した。
上条とレッサーの二人はチップを上乗せした運賃を支払い、外にでる。
相変わらず空からはミスト状の雨が降り注いでおり、しばらく止む気配はなかった。

先に車を降りたレッサーは茶色の紙袋を庇いながら、

「さてさて、では早速あなたのお宅にレッツゴーと行きますか」

鍵を奪って足早にアパートメントのエントランスへ向かっていくレッサーに、すっかり手荷物の増えた上条もやや遅れて続く。
実はこの二人、ついさっきまで聖・ジョージ大聖堂のあるサザークで買い物をしてきたばかりなのだ。抱えた紙袋から野菜やチーズなどの戦利品が覗いていた。

二人はエントランスのドアをくぐり、内装の白い階段を登って上条の部屋がある三階を目指していく。


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