7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/24(月) 20:06:44.83 ID:8AAMH0nlO
「モグモグ……? 私の顔に何か付いてますか、それとも、見惚れてしまいましたか〜♪」
そうだな。
俺は食べ物を食べている姿、好きだぞ。
「へぇ♪ それって、愛の告白ですか?」
ん?
今のは性癖の話だ。
「はい?」
食べるってさ、口開けるよね?
「私にセクハラでもするつも――」
ついつい食べ物と一緒に、視線も吸い込まれるんだ。
美しいプルリとした唇、妖艶な門をくぐると一瞬、一瞬だ。
歯が見える、白くて美しい歯。
一瞬のチラリズムの隙に、食べ物は噛み砕かれる。
口を動かす度に耳を澄ます、モク……モク……小さな音がするんだ。
それは外側からは見えない、でも中身は醜い。
そんな口内を想像して、ゾクッとする。
「………………」
……まだ続くぞ。
終わりじゃない、最後の瞬間がまだだ。
最後ってなんだと思う?
飲み込むんだよ。
ゴクッ、て音がしたら喉が揺れるんだ。
上から下へ、何かが通る。
その時、小さく動く喉仏が、首が、美しい。
さあ朋香、あんぱんはまだあるぞ。
皆のために買ってあるんだ。
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