過去ログ - 【咲-saki-ss】加治木ゆみ「開けずの扉」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/11/24(月) 21:32:30.56 ID:CCn7M9KF0
ゆみ「なら、開ければ呪いも消えると言う訳か……」

「そうっすね。開ければ、呪いも消えます––––それが呪いなのですから」

 誰に聞いたのだ。

 と言うと、桃子は私も風の噂っす、と答えた。

 窓も開いていないのに、どこからか風が吹き始めたように感じた。

 桃子の白い手が、にゅっと私の手首へと伸びてきた。

 白い。

 死人のように冷たく白い手だ。

 今まで外にでも居たのだろうか。外の外気に曝されていたのか、金属が冷えたような凍える手だ。

「さぁ、先輩。開けてみるっす」

 私は、あぁ、と気のない返事をした。

 意表を突かれた気がしたのだ。

 もう、開ける気などさらさらなかったのに。開けたところで、どうにもならないと判っていたのに––––。

 しかし。

 こうなっては開けるしかない。



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