過去ログ - 利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」
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50:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[sage saga]
2014/11/26(水) 18:30:32.79 ID:jcuLf+ZKo
利根「ところで金剛よ」

金剛「? ハイ、なんでショウか」

利根「ずーっと立っていては疲れるじゃろ。ほれ、ベッドに腰掛けておれ」ポムポム

金剛「……え? い、良いのデスか?」

利根「むしろなぜダメなのじゃ。ほれ、座って待っておれ」

金剛「ハ、ハイ……」スッ

利根「では、我輩達は食料を取ってくるからのー」トコトコ

金剛「いってらっしゃいマセ」

金剛「……………………」

金剛(……不思議なのは提督だけかと思っていまシタけれど、利根も相当不思議な艦娘デスよね)

金剛(提督にあんな態度や言葉を使っていマスし、まるで提督を上官だと思っていないような──いえ、まるで思っていないデス)

金剛(提督も提督で許しているというよりも、そうであって欲しいと思っているような……? そんな雰囲気がしマス)

金剛「……本当、テートクと私とは大違いデス」

金剛(少しだけ……ほんの少しだけデスが、良いなと思った自分を叱りたいデス……)

利根「ほれ金剛ー。持ってきたぞー」トコトコ

金剛「おかえりなさいま……せ?」

利根「うん? どうしたのじゃ?」

金剛「あの……それって何デスか?」

提督「魚の干物と水だ」

利根「味を付けたまま保存に向いておってのう。割と長持ちするから、今日みたいな火の使えぬ日には持ってこいなのじゃ」

金剛「ォー……」ジー

提督「さて、食べるとしようか」ガジッ

利根「うむ!」ガジガジ

金剛「頂きマス」ハムハム

金剛(…………? なんだか、淡白で塩っぽい味デスね?)モグモグ

金剛(でも……とっても美味しいと感じるのは、なぜでショウか……)

利根「うーむ。今日の出来は割りと良くないのう」ガジガジ

提督「今回は塩が少なかったかもしれん。保存している時間で塩の加減を変えねばならんから難しいな」

利根「うむ。多過ぎると辛いが、少な過ぎると味の劣化が顕著じゃのう。これだと多過ぎる方がマシじゃ」

提督「そうだな。今度からはそうしよう」

利根「提督よ、そっちの魚は美味いかの?」

提督「変わらんと思うぞ。ほれ」スッ

利根「あむっ……。んー…………本当じゃ。変わらんのう」モグモグ

提督「だから言っただろう。利根、お前のを一口貰うからな」

利根「うむ。ほれ」スッ

金剛(……この二人が居るから、デスかね?)

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