過去ログ - 利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」
1- 20
977:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/08/29(土) 01:47:36.38 ID:Xvwctebdo
大淀「畏まりました。……そこの深海棲艦の事、後で教えて下さいね」タッ

提督「お前達も自分の兵装を取りに行け。私はここで空母棲姫とヲ級に話す事がある」

長門「……その命令には従えん。危惧している事がある」

提督「そうか。利根、金剛、瑞鶴、響、お前達は先に行け。後で長門も向かわせる」

利根「分かったぞ!」

瑞鶴「うん、行ってくるわね!」

金剛「…………分かりまシタ」

響「思う所はあるだろうけど、長門さんも早く来てね」

──バタン

提督「さて長門、手短に済ませたい。話せ」

長門「私はこの襲撃がそこの二人が手引きしたものではないかという可能性も拭えないと考えている」

空母棲姫(……まあ、そうなるわね)

長門「可能性が低いのは分かっている。だが、この場に貴方を一人にして殺されでもしたら指揮系統を一気に失ってしまう。万が一の事も考えて私を残しておくべきだ」

提督「やはりな。だが、その心配は要らん。この二人は私を襲えない理由がある」

長門「理由?」

提督「前にも話した通り、この二人は深海棲艦から敵と認識されている。空母棲姫に至っては沈められる寸前だった。その二人が今ここで私を殺したらどうなる。海は一面に敵。陸も海から遠く離れてしまうと死んでしまう艦娘と同様、深海棲艦も死んでしまうだろう。何よりも兵装が無くて戦う事が出来ん」

長門「……別の可能性は、まだ一つある。貴様が深海棲艦側に立ったという可能性だ」スッ

提督「やはりそうなるか」

長門「その深海棲艦が人と共存を望んでいる? どんな奇跡だそれは。今まで人間を、艦娘を殺してきた奴らが共存を望むなどと馬鹿げた事があるか! それに、貴様自身もイレギュラーな要因を含み過ぎている。深海棲艦と和解しているというのもそうだが、他所の鎮守府の艦娘を手玉に取っている事も怪しい限りだ!」

長門(……カマを掛けてみたが、さあどうなる)

大淀『緊急事態発生! 緊急事態発生! 深海棲艦が母港を襲撃してきます!! 全艦娘は兵装を整えた上、即刻外へ出て整列をして下さい!! 繰り返します──』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/610.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice