過去ログ - 利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」
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979:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/08/29(土) 01:48:41.59 ID:Xvwctebdo
長門「……すまない。私の杞憂だったようだ。後で罰を受けさせてくれ」

提督「ああ、後でな。──では長門。お前は金剛達と同じ場所で待機しておけ」

長門「了解した。……頼むぞ。貴方は私の新しい提督になってくれなければならんのだからな」タッ

ヲ級「……怖かった」ホッ

提督「味方と仲間割れだけは勘弁願いたいから助かったよ」

空母棲姫「…………」

提督「さて、二人には話さなければならない事がある。二人は出来れば隣の部屋で大人しくしていてくれないだろうか。勿論、危険だと判断したら外へ逃げてくれ。これが鍵だ」スッ

空母棲姫「……逃げた先に貴方の艦娘が居たらどうしましょうか」スッ

提督「……そうだな。私の予備の軍服を預けておく。それを見せれば攻撃しないようにと指示しておこう」カチャ

空母棲姫「ありがとうございます」スッ

提督「それとだな……」

空母棲姫「? 何かしら。珍しく歯切れが悪いようだけれど」

提督「……かつての同胞を私達が沈めるのに抵抗はあるか?」

空母棲姫「ありません。私達はただそこに居るだけです。なんとなくの目的が同じなだけであって、特に意識をして集まっているという事はありません」

ヲ級「うんうん」コクコク

提督「目的か」

空母棲姫「ええ。艦娘を沈める──という目的です。今となっては、どうでも良い事ですけれど」

ヲ級「そんな事よりも、皆と居る方が、楽しい!」

提督「そうか。安心したよ。──では、いってくる」スッ

空母棲姫「いってらっしゃいませ」

ヲ級「負けないで!」ブンブン

空母棲姫「……………………」

空母棲姫「……ヲ級」

ヲ級「?」

空母棲姫「いざとなったら工廠へ行くぞ。場所は憶えているか」

ヲ級「? うん、憶えてるよ。どうしたの?」

空母棲姫「……あの長門の言ったように、私のも杞憂であれば良いのだが」

ヲ級「? ??」

空母棲姫「一先ず移動するぞ。ついてきなさい」

ヲ級「うん!」

空母棲姫(もしもの時は……そうですね、私が盾になる事も考えておきましょうか。この子はすぐに皆とも溶け込めるでしょうけれど、私は……)

空母棲姫(そうするのが、きっと一番良いはずです)

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