過去ログ - 「長門有希」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 05:45:49.29 ID:RnBvvHTn0
「わたしの仕事は自律進化の可能性を秘めている者を観察して、入手した情報を統合思念体に報告すること」

彼女は衆人の注目など気にせずに続ける。

「産み出されてから三年間、わたしはずっとそうやって過ごしてきた。この三年間は特別な不確定要素がなく、いたって平穏。でも、最近になって無視出来ないイレギュラー因子が現れた。わたしとしたことがその対象を見失った。ゆきりんのうっかり屋さん」

教室の空気が固まる。

「この中に自律進化の可能性を秘めている者、自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力がある者、それとそんな人物に選ばれた者がいたらわたしの所にきて欲しい。以上」

彼女はやはり平坦で抑揚のない声で募集をかけると何事もなかったかのように着席した。


これってギャグなの?

おそらく全員の頭にどういうリアクションをとればいいのか、疑問符が浮かんでいたことだろう。「ここ、笑うとこ?」

このように一瞬にしてクラス全員のハートをいろんな意味でキャッチした長門有希だが、翌日以降もおとなしく見た目や喋り方と同じく静かな女子高生だった。


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