4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:09:14.36 ID:Fuq4CkdS0
「今日はね、新米のおにぎりを持ってきたんだよっ」
「わっ、ほんと!? 嬉しいっ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:09:49.12 ID:Fuq4CkdS0
精一杯の虚勢でそう返す。
彼女の笑顔を壊してはいけない。/どうでもいい、楽になりたい。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:10:32.57 ID:Fuq4CkdS0
「ごめんね、凛ちゃん。なんだか眠くなっちゃった」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:11:11.16 ID:Fuq4CkdS0
「ごめんね、凛ちゃん。なんだか眠くなっちゃった」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:11:48.79 ID:Fuq4CkdS0
―――
わたしは、卑怯だ。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:12:23.51 ID:Fuq4CkdS0
―――
「凛は、かよちんの為に生きている」。誇張ではなく、本人は本気でそう思っている。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:13:11.05 ID:Fuq4CkdS0
「あ、かよちんおはよう」
花陽の手を握った凛は、微笑んで言った。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:13:58.43 ID:Fuq4CkdS0
(だめ、だめっ!)
「私、もう疲れちゃった」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:14:47.11 ID:Fuq4CkdS0
「凛ちゃん、終わらせて?」
「――っ!」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:15:28.73 ID:Fuq4CkdS0
――終わらせてしまいたくない。そんな思考とは裏腹に、腕は花陽の首へと吸い寄せられていく。
「本当に、いいの?」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 23:16:06.44 ID:Fuq4CkdS0
「えぐっ、かよちん……ひっく……」
ぽろぽろ、ぽろぽろ。大粒の涙がこぼれ、徐々に徐々に腕に込められる力は強くなる。
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