過去ログ - うちの庭に季節売りが来たときの話
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1:【きっと毎日が日曜日】 ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2014/11/26(水) 23:53:48.35 ID:fzfvzzHI0
酒の勢いで適当に書いてく

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2: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/26(水) 23:55:04.55 ID:fzfvzzHI0
酉間違えた


3: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/26(水) 23:59:00.90 ID:fzfvzzHI0

「……」

『うー、おうおっ、いぇーい!』

以下略



4: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:03:10.45 ID:BvIE0ebG0

「落ち葉掻きでもしようかと」

『あれ、そんなに紅葉してる? ちょっと飲んできたから気分は高揚してるけどさ』

以下略



5: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:14:26.02 ID:BvIE0ebG0

「で、こんな真昼間から飲んだくれてるおねーさんはどうしてうちの庭に?」

『あれ、知らない? ほらほら、巷で噂の季節売り』

以下略



6: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:21:00.04 ID:BvIE0ebG0

「巷の場所はともかく、季節売りってのは初めて聞いたな」

『読んで字の如く、季節を売ってる奴のことさ』

以下略



7: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:30:12.04 ID:BvIE0ebG0

「まあ確かに、春っぽい感じだよね」

『あ、分かっちゃいます?』

以下略



8: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:39:45.84 ID:BvIE0ebG0

『春ってのはさ』

「春ってのは」

以下略



9: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:50:34.08 ID:BvIE0ebG0

「じゃあさ、春以外なら売れるの?」

『売れるよ。あんまり売れてない秋はいかが?』

以下略



10: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:59:43.59 ID:BvIE0ebG0

「うへぇ、ストレートはキツい」

『ん、君は何かで割って飲むタイプかい?』

以下略



11: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:16:03.99 ID:BvIE0ebG0

「そうそう、なんだか身体がぽかぽかしてきたんだけど、これは夏かな」

『それは恋だね』

以下略



12: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:37:15.58 ID:BvIE0ebG0

「こんな気分になるのが春だってのは分かったけどさ、夏はどんな気分になるんだい?」

『とりあえず明るい気分になって、何でもできそうな気分になれる』

以下略



13: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:52:00.02 ID:BvIE0ebG0

「夏の気分があんまり春と変わらない気がするんだけど」

『あれだよ、春はアホで夏はバカなんだ』

以下略



14: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:16:51.57 ID:BvIE0ebG0

『偽装だろうとなんだろうと、僕らの夏は始まったばかりだってのにね』

「あれか、季節売りさんは僕っ子さんか」

以下略



15: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:25:34.18 ID:BvIE0ebG0

『仮に君が鍵を開けっ放しにしていたとしよう』

「開けっ放しにしていたとすると?」

以下略



16: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:42:54.36 ID:BvIE0ebG0

「責任云々はともかく、夏の次は秋だよ」

『秋ね、秋。秋はとても寂しい季節だ。春、夏と輝いていたものが散っていく、とても寂しい気分になれる』

以下略



17: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:53:30.89 ID:BvIE0ebG0

「秋と言えばさ。お腹が空いたり、芸術的な気分にはなったりしないの?」

『ならないね、ちっともならない。みんな遠い目をしちゃうんだ』

以下略



18: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 03:07:57.08 ID:BvIE0ebG0

「さて、そろそろ最後の季節だけど」

『ありゃ、もうそんな時間か』

以下略



19: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 03:12:11.97 ID:BvIE0ebG0

「じゃあ次は冬だね。冬はどんな気分になるんだい?」

『寒くて、誰かに寄り添ってほしいような気分かな』

以下略



20: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 03:16:45.68 ID:BvIE0ebG0

『来年も冬が近くなったら来るよ。だってほら、私は北風小娘だし』

「小娘って見た目じゃあ、ないけどね」

以下略



21: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 03:17:28.49 ID:BvIE0ebG0
これにて終了です。もっと季節を絡めた話が書きたかったのになぁ


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