過去ログ - うちの庭に季節売りが来たときの話
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7: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:30:12.04 ID:BvIE0ebG0

「まあ確かに、春っぽい感じだよね」

『あ、分かっちゃいます?』

以下略



8: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:39:45.84 ID:BvIE0ebG0

『春ってのはさ』

「春ってのは」

以下略



9: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:50:34.08 ID:BvIE0ebG0

「じゃあさ、春以外なら売れるの?」

『売れるよ。あんまり売れてない秋はいかが?』

以下略



10: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 00:59:43.59 ID:BvIE0ebG0

「うへぇ、ストレートはキツい」

『ん、君は何かで割って飲むタイプかい?』

以下略



11: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:16:03.99 ID:BvIE0ebG0

「そうそう、なんだか身体がぽかぽかしてきたんだけど、これは夏かな」

『それは恋だね』

以下略



12: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:37:15.58 ID:BvIE0ebG0

「こんな気分になるのが春だってのは分かったけどさ、夏はどんな気分になるんだい?」

『とりあえず明るい気分になって、何でもできそうな気分になれる』

以下略



13: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 01:52:00.02 ID:BvIE0ebG0

「夏の気分があんまり春と変わらない気がするんだけど」

『あれだよ、春はアホで夏はバカなんだ』

以下略



14: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:16:51.57 ID:BvIE0ebG0

『偽装だろうとなんだろうと、僕らの夏は始まったばかりだってのにね』

「あれか、季節売りさんは僕っ子さんか」

以下略



15: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:25:34.18 ID:BvIE0ebG0

『仮に君が鍵を開けっ放しにしていたとしよう』

「開けっ放しにしていたとすると?」

以下略



16: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:42:54.36 ID:BvIE0ebG0

「責任云々はともかく、夏の次は秋だよ」

『秋ね、秋。秋はとても寂しい季節だ。春、夏と輝いていたものが散っていく、とても寂しい気分になれる』

以下略



17: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/27(木) 02:53:30.89 ID:BvIE0ebG0

「秋と言えばさ。お腹が空いたり、芸術的な気分にはなったりしないの?」

『ならないね、ちっともならない。みんな遠い目をしちゃうんだ』

以下略



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