過去ログ - 有香「兄弟子Pとブラジリアンキック」
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34: ◆saGxrju99v45
2014/11/29(土) 23:55:04.26 ID:OlMVIOojo
たまに足を止めた人がいても、少し話しただけですぐ行ってしまいます。
兄さんのあんな姿見たくありませんでした。別人だったらいいのにと何度も思いましたが、たとえ遠目でもあたしが兄さんを見間違えるはずがありません。

兄さんに動きがありました。どうやら諦めたようで、1人でどこかへ歩いて行きます。
あたしは見失わないよう注意しながら、後をつけました。
5分としないうちに、小さめのビルに入っていったので、あたしもそのビルに入りました。
エレベーターが止まっていた階が兄さんの居場所に間違いありません。
あたしは階段を駆け上がり、同じ階に出ました。フロアに部屋は一つ。
兄さんが変な商売に手を染めているのなら、止められるのはあたししかいません。
あたしは力強くドアを開いて中に飛び込みました。


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