過去ログ - まだ、題名がない青い春の物語 U
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7: ◆MY5me9jWdo[saga]
2014/11/27(木) 20:18:27.71 ID:pDYEsDFjo
  
 俺は、正直傷つきたくないという思いを青春にささげていた。 
 東福寺さんを突き放していたのもそうだ。彼女を傷つけたくないと思っていたのもあるし 
 いずれ、目が覚めて「さようなら」と言われることを尋常じゃなく恐れていたのもある。 
 だが、どんなに彼女を突き放しても、彼女は好意を寄せてくれた。 
 それは狂気に感じるぐらいにだ。そんな彼女の心に俺は慣れてしまっていた矢先だ。 
  
  
 「……関目くん。……さようなら……していいかな?」 
  
 彼女は俺に何か助けを求めるような顔つきで話しかけている。 
 この彼女に対する答えで俺の青春は変わりそうな気がした。 
  
 だが、俺はその答えを 
  
  
  
  
 「そうだね。俺もごめん東福寺さん」 
  
  
  
  
 ……受け入れてしまった。 
  
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