過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その７」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その７」【安価】

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961: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/09(火) 01:28:20.95 ID:5FQazEu+o

憧「…まぁ、あたしは色々と謝りたい事あるけどさ」

憧「中学時代のしずが学校でぼっちだったの気づかなかったりとか」

穏乃「ぼ、ぼっちじゃないよっ」

憧「じゃあ、一緒に遊びに行くような友達とかいたの？」

穏乃「そ、それは…」

憧「…もう無理に取り繕おうとしなくても良いのよ」

憧「そんな風に意地張らなくても大体、分かってるから」

穏乃「うぅ…なんかすっごいはずい…」

憧「幼馴染に隠し事してた代償だと思いなさい」ｸｽｯ

顔を真っ赤に染める高鴨さんに憧は小さく笑った。
こういう遠慮のないやりとりは流石幼馴染と言ったところか。
中学時代は多少、疎遠になったと言っても、高校になってから二人は再び親友と言っても良い関係に戻ったわけだし。
多少離れていてもすぐ仲良くなれるだけの積み重ねが二人の間にはあるんだ。

憧「…だけど、どれだけ取り繕ったところであたしがしずの事を追い詰めたのは事実」

憧「だからって訳じゃないけどさ、一つ約束させてくれない？」

穏乃「…約束？」

憧「うん。今度こそ、しずと離れたりしないって」

憧「決してアンタが寂しがったりしないように側にいるってさ」

穏乃「…憧」

勿論、その約束も高鴨さんが目覚めてしまった時には消えてしまう。
しかし、憧は自分で結んだ約束を、決して蔑ろに出来るタイプではないのだ。
こうして約束を口にしたって言う事は、彼女にそれを守る意思があるからだろう。
今度こそ高鴨さんが寂しがったりしないようにしようと、憧はそう思っているんだ。

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