過去ログ - 志希「出来たよ! 理性を吹っ飛ばすクスリ!」
1- 20
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/28(金) 20:29:15.33 ID:1vArhnXFo
「ざ、財前さん?」
「引きなさい。みく。志希、晶葉。みくを避難させなさい。安全なところにね」

財前時子。氷のごとく冷たい眼差しが今は怒りに満ちている。
手に持った鞭は既に一回分の仕事を終えて、彼女の手元で次の攻撃を待つ。

「危ないにゃ! アレはもう……Pチャンじゃないにゃ!」
「アァン? 当たり前でしょ。てめぇのアイドルに手を出す奴なんざ
 プロデューサーの資格はないわ。事情はどうあれお仕置きはするわ」

部屋の隅でこちらを睨む獣の上半身には左わき腹が右肩にかけて赤い腫れが
出ている。彼女の鞭は決してそういった場所で使うような代物ではない、あくまで
おもちゃなのだがそれでも本気で振るえばこの程度の威力は出る。
志希が白衣をみくに着させて、晶葉と一緒に肩を支えて安全な場所へ運ぶ。
それを見ていた獣は獲物を盗られたと思い、隅から再び彼女たちのほうへと寄って来た。

「帰ってきたら豚が猿になっているなんて思わなかったわ。安心しなさい。
 所詮獣の類なんざどれも扱いは同じよ。泣いて許しを乞うなら考えなくないけど」

獣は叫び声を上げて、跳ねている。威嚇のつもりだろうか。獣に目覚めてから彼の行動を
遮るものは今までいなかった。受けた痛みと本能的な恐怖心は彼女を自らの上を行く初めての
敵である事を示していた。しかし獣は僅かながらに残っていた知性でその言葉を理解してしまった。

「最近二本足で歩くようになった獣に言っても仕方ないわね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/11.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice