88:ましろ ◆N1vbNCohz.[saga]
2015/03/04(水) 15:33:48.53 ID:+81futHU0
病院
峯「……だから世話はいい。早く事務所に戻って仕事をしろ」
片瀬「いけません。会長の体を労わるのも秘書の務め。これも立派な仕事です」
峯「……」
片瀬「いやそうな顔ですね」
峯「……リンゴはあまり好きじゃない」
片瀬「では他のものをお持ちいたしましょうか?」
峯「……わかった。リンゴでいいからもう少しうまくやってくれ。形がいびつすぎる」ムシャ
片瀬「……はい」
峯「(一連の騒動が全て収束し、気がついたら俺は病院のベッドだった)」
峯「(すぐに目に入ったのは俺の手を握りしめたまま眠っていた片瀬)」
峯「(メガネをはずした姿は初めて見たな……)」
片瀬「今度は、上手くできました」
峯「どこがだ。皮がまだ付いている。皮むきとはこうやるんだ、かしてみろ」
片瀬「いけません。その体でご無理をなさっては」
峯「皮むきくらい自分で出来る。リハビリだと思えば……」
片瀬「……」
峯「……そうかわかった。好きにすればいい」
片瀬「はい。そのまま寝ていてください」
峯「(片瀬に話をきいたところ、ラウカーロンとリチャードソンの行方が掴めていないらしい)」
峯「(やつらのことだ。また東城会に牙をむいてくる可能性がある)」
峯「(その東城会の幹部らは神田は体中に傷を負い俺と同じく病院行き)」
峯「(騒がしすぎて個室になったらしい。浜崎は軽傷、桐生さんと真島さんは入院もしなくていいとのことだ)」
峯「(あの人の体は何で出来ているんだ?)」
片瀬「できました。どうぞ」
峯「ほぅ、これはカエルか?」
片瀬「ウサギです」
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