5: ◆eBX.lrCXD2[sage]
2014/11/29(土) 07:01:09.48 ID:QjnQwKd70
放課後
久「うーん、文化祭の出し物のアンケートの集計、それらが実現可能かのアバウトな見積もり、不可能ならの妥協案……やる事がいっぱいね」
一太「とりあえず僕は過去の出し物の資料を持ってきます。それを参考にすればある程度楽になるはずですよ」
久「うん、お願い内木くん。私はとりあえず集計しておくわ」
二時間後
久「終わらない……ほんとこの作業大変ね……」
内木「明日あたり誰か手伝ってくれる人を募ってみます。今日はとりあえず僕達だけでやりましょう」
久「そうね……」
久(マズイわ……昨日は靖子と深夜まで麻雀してたから、眠気が……)
久「ZZZ……」
……
……
・
久「うーん……はっ!」ガバッ
久「マズイわ……すっかり寝てた……」
久「ん?これは学ラン……寝てる私に誰かがかけてくれたのかしら……?」
一太「あ、どうも竹井さん」
久「内木くん……私が寝てる間もずっと作業してくれてたの?」
一太「はい。手を休めるわけにはいけませんからね」
久「ご、ごめんなさい……寝ちゃってあなただけに働かせてしまって……」
一太「いえ、気にしてませんよ。竹井さんは疲れていたみたいですからね」
久(うぅ……麻雀やって寝不足なだけなのに……)
久「そういえば内木くん、カッターシャツ姿だけど、この学ランは……」
一太「あ、風邪を引かないようにかけておきました。僕の着てた学ランなんかでアレですけど……」
久「うんう!!とっても嬉しいわ。ありがとう」
久(どれだけ迷惑かけてるのよ私……。それに……)
一太「そうですか。それじゃあ、残りの作業をやって早く終わらせましょう」
久(この人はどれだけお人好しなのかしら……。これも、その幼馴染の面倒を見てきたかしら?)
久(そういえば、その人は料理が得意って言ってたわね。もしかして女の子かしら?)
久「ねえ内木くん……」
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