過去ログ - 【咲安価】京太郎「これがZOIDS…」憩「復活おめでとうございますぅー!」 13機目
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◆g6V0jYwopc
[saga]
2014/12/06(土) 01:18:01.91 ID:8l09TzSgo
部屋に入るとそこには大粒の涙をポロポロと流し、ベットの上に倒れこんだ咏さんが居た。
咏「え……?」
真っ白なベットシーツは所々、濡れて暗い色になっている事から察するに恐らく相当泣いたのだろう。
その姿に心が痛む。
京太郎「……咏さん」
咏「やめ……てくれ……今は…今だけは……京太郎大尉の……京君の顔を見たくないんだよねぃ……」ポロポロ
咏「……ぐすっ……惨めだろう?……ぐすっ……京君が好きで…舞い上がって…」
咏「ふふっ……あれだけの啖呵を切ったのに……負けて……さ……」
咏「……2年前も言ったけど…ぐすっ……こんな童女のような見た目でさぁ…」
咏「今まで私の事を女として見てくれる男なんて居なかった……だから…君の存在は私にとって…とても……とても大きかった…」
咏「京君の周りにはさ…いっぱい若かったり…可愛かったり…かっこいい子が居るだろ?」
咏「だからさ……私みたいな売れ残りのような女じゃさ……ぐすっ……そのうち京君が取られちゃうって思ったんだよねぃ……」
咏「そうして…焦った結果がこうさ……笑って……くれていいよ……?」スッ
そう言って立ち上がった咏さんは、いつも綺麗に整えられた着物ははだけ、いつも不敵に余裕を持った微笑むを浮かべた端正な顔は涙と悲しみに歪んでいた。
それを見て俺の中で不完全燃焼な状態になっていた気持ちが完全に燃え上がったのを感じた。
京太郎「」スッ
俺はそんな咏さんに無言で近づいていく。
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