過去ログ - やはり俺と彼女の関係はまちがっている。
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/10(水) 04:23:38.60 ID:2kKF1vXTO
「そうね、少なくともそんな軟弱な腰抜けに関わるのは時間の無駄だわ」

「ゆきのん!」

「珍しく、気が合ったな」

「やめてちょうだい、吐き気がするわ」

心底嫌そうに、雪ノ下は顔をしかめる。

「へえへえ、すいませんでしたよっと」

「まあ、いいさ。2対1だ。奉仕部としては手伝わないってことでいいんだろ?」

「ええ」

「……どうして二人とも」

小さく、けれど、確かに由比ヶ浜の声が聞こえた。

「んじゃ、俺は帰るわ。とっとと川崎に伝えて終わらせてくる」

「さようなら、腰抜け谷くん」

「だから、わけわからんってそれ」

「ヒッキー……」

「なんだよ?」

俯いた由比ヶ浜の表情は読み取れない。

「ヒッキーの馬鹿!」

「……そうだな」

それっきり。由比ヶ浜は黙りこんでしまった。
もう、誰も引き留めやしないだろう。

「じゃあな」

後ろ手に閉じた部室の扉が、やけに重く感じた。

――――ただの傲慢だろ。



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