過去ログ - やはり俺と彼女の関係はまちがっている。
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41:名無しNIPPER[sage]
2014/12/22(月) 04:55:35.58 ID:vu2ST8uBo
日も傾き、世界は橙に染まる。
室内には、川崎が洗濯物をたたむ衣擦れの音だけがあった。
心地よい静寂と言って差し支えないだろう。けれど、しかし。
俺はこれを破らなければならない。他ならぬ川崎の依頼の事で。

「なあ」

「何?」

「奉仕部への依頼の事だ」

「……断るんでしょ?」

「……」

たたみ終えた洗濯物を脇にやり、川崎はこちらに目を向けた。

「はーちゃんのことだからね、分かるよ」

「じゃあ、何で」

問わなくてはいけない。

「分かるでしょ?」

「分かんねえから聞いてるんだよ」

「……嘘つき」

そう言って川崎は寂しそうに微笑んだ。


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