過去ログ - 美女しかいない世界のありふれた日常
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1: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:34:53.35 ID:Xn3pO3W00
ピピピピピピピピピピ。冷え切った空気に響く目覚まし時計の音。
気怠い体に鞭を打ち、重たい瞼をこじ開け、今何時なのかを確認する。
「んー……」
七時二十分。もう少し寝ててもよさそうだ。
そして私はゆっくりと浅い眠りについた。
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2: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:35:30.81 ID:Xn3pO3W00
〜〜〜〜〜〜〜
『へー、立花さんて結構面白い人だったんだ』
『結構って何さ』
3: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:36:00.26 ID:Xn3pO3W00
「キリ、起きて」
ゆさゆさと私の体が母に揺すられた。
「うーん……」
4: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:36:38.89 ID:Xn3pO3W00
なんて呟きながら時計を見ると七時五十分と表示されていた。
うちの学校は八時三十五分に門を越えていないと遅刻になる。
私は自転車通学で、のんびり行くと十五分以内に着いて、急いで行くと十分ほどで着く。
体力が無いので急ぐのはごめんだ。早めに家を出よう。
5: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:37:18.57 ID:Xn3pO3W00
「朝ごはん。おにぎりでいい?」
母がせわしく動きながら私に尋ねた。
「うん」
6: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:38:12.55 ID:Xn3pO3W00
「うん、おはよう」
「楓もう行っちゃったわよ」
「んー」
7: ◆9IAQSEq7GU[saga]
2014/12/01(月) 00:38:43.63 ID:Xn3pO3W00
『痴漢交際が年々増加しているようです』
『へえー』
『痴漢は犯罪よ。もっと他の出会い方をして欲しいわ』
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