過去ログ - 海未「夜の果てへと旅立ったあなたへ」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/01(月) 14:16:05.60 ID:2hBFblv8o

 また、届かないだろうな、と諦めは心の内にありました。

 それでも、
 私の人生の晴れ舞台には顔を見せてほしかったのですが、それも難しいのでしょう。

 もう私の声なんて、あの子たちには、届かない。
 その実感が肌にひたひたと迫るにつけ、
 近頃は手紙ひとつ送るのもためらうようになってしまいました。
 あの子には、もう何年も年賀状さえ送れていません。

 入院先の父と話がしたいという彼を見送り、
 ひとり残された私は、緑茶の残りを煎じて一口いただきました。

 携帯にはことりからのメールが届いており、
 お色直しの算段について滔々と語っていました。

 文面から彼女の声や表情までもが浮かびあがるようで、
 返信を書きながら、
 最近ことりの声をよく聞くようになった、と気づきました。




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